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G Lineについて

省スペースで早く生育、人工光型植物工場「G Line」。

長年、橋梁の特殊塗装などを手掛けてきた当社は、その技術を生かし、空き家や空き倉庫なども有効活用できる野菜栽培プラントを開発しました。四季の変化や天候に左右されることがないので、生産量が安定し、価格も安定。農薬を使わずクリーンルームで育てる野菜なので、大きな安心を届けることができます。

G Lineプラント、ここが画期的!

1省エネ・省スペース!

野菜の成長に合わせて、畝の列を調節できるオリジナルプレートを開発。既存の植物工場より約30%小さいスペースで、同じ栽培量を確保できます。
例:当社工場 100㎡ レタス(約80g)1日240株生産可能

2初期投資が低コスト!

設計から施工まで、一貫して当社が担当。初期投資が安価な分、早期に回収いただけます。

3掃除がしやすい

ほどよいサイズ感で、シンプルなデザインのオリジナルプレートはお手入れがカンタン。取り外しや移動もしやすいので、プールの掃除も隅々まではかどります。

4水路が頑丈!!

通常、水耕栽培の水路(プール)に用いられるのはナイロン製で、破れやすいのが難点でした。G Lineでは、頑丈で施工もしやすいターポリンシートを採用。軽量のため、施工運搬費も安価に収めることができます。

5遠隔監視・遠隔操作ができる!

スマホやタブレットに専用アプリをダウンロードすれば、Wi-Fiに繋がっている場所ならどこからでも、工場内の状況を確認できます。工場内に設置している360度カメラを通した画像だけでなく、温度や湿度、CO2濃度も確認できます。また、ライトの点灯・消灯なども可能です。

6生育が早い!

水中の酸素濃度を上昇させるため、高濃度酸素溶解装置「酸素ファイター」を導入。太陽光の代わりとなるライトは、植物工場の分野では先進国のオランダ PHILIPS製LEDライトを採用しています。通常の植物工場より高い温度設定を実現でき、どの野菜も、種まきから約40日で収穫が可能です。

7新規就農者も安心!

G Lineのプラントはすべてコンピュータ管理で栽培できます。生産開始前に、約1週間の研修を行っていますので、新規就農者も安心して導入できます。

G Line 第1工場

当社敷地内にある第1工場はかつて、跳び箱などの運動器具の製造工場だった場所。壁面に防カビ塗装を施し、植物工場として再利用しています。(※第2工場は、実験・研究をメインに行っています。)

工場見学も承ります。

ご希望の日時と人数をお知らせください。「工場外観からのご見学」と「工場内部のご見学」のいずれかをお選びいただけます。

※「工場内部のご見学」の場合
当社が支給するクリーン服・長靴・マスクなどを着用の上、エアーシャワーを浴びて、内部に入っていただきます。
一度に入場できる人数に制限がございますので、事前にお打ち合わせさせていただきます。

朽ち果てた田園風景を見て思った。
未来につなげるために「儲かる農業」をカタチにしたい。

G Line 誕生の背景

本社からクルマで約40分、姫路市の北部に当社の塗装工場があります。この一帯は、かつては緑に潤う田園風景が広がっていたエリア。そこが跡形もなく朽ち果てていることが気になりました。
昔の日本のように、自分たちが食べるものは自分たちの手で作ることが、再び求められる時代が来るかもしれない。そのためには私たちが「農業でも食べていける」ことを見せれば、若い世代が後に続いてくれるはず…。そう確信してから、原木しいたけやブルーベリー、オクラなど、さまざまな野菜や果実の栽培に着手。どれも美味しく栽培できるようになりましたが、天候に左右されることが難点でした。そこでたどり着いたのが「水耕栽培」です。自社内に実際に工場を作り、それまで塗装業務に携わっていたスタッフが、素人ながら野菜栽培を開始。実際に作業しながら、野菜の成長に必要な太陽(人工光)、酸素、水のバランスなど何度も実験をくり返し、農薬を使わなくてもおいしい水耕野菜が栽培できるようになりました。
より効率的に作業できるよう、棚の高さ、数、配水管の位置など、トライアンドエラーを繰り返しながら、一つひとつ、改善点を見つけてはブラッシュアップ。約1年の研究を経て、新規就農者の方も手掛けしやすいG Lineプラントが完成しました。